小中学生同士が、勉強をめぐるモヤモヤ(分からないこと、気になること、だれかの考えを聞いてみたいこと、など)について、自由に対話のできるオンライン空間。それが、イツモココデです。
参加者は、「質問する人」にも「回答する人」にもなって、さまざまな相手とやり取りをしていきます。それぞれの質問をめぐる対話は、一対一で行います。これは、何度かやり取りを重ねて対話を深めることができるようにするためです。匿名なので、自分が本当に聞いてみたいことを投げかけることも、人に気がねせずに自分の知識でだれかを助けることもできます。
少しずつ続けると、勉強のハードルが下がり、自信が積み上がっていきます。そして、勉強が面白くなっていきます。
利用料金は、一人あたり月額550円です(税込み)。保護者の皆様に、お子さまのためにお申込みいただいています。
だれもが何回でも納得できるまで質問でき、自分なりの答えに近づけるようにすることは、イツモココデの大きな目標です。
もらった回答をふまえてさらに質問することや、同じ質問を再投稿してほかの人の考えを聞かせてもらう(セカンドオピニオンを取る)ことを、各参加者にすすめています。
まずイツモココデでだれかの考えを聞いた後に先生に質問したり、逆にだれかとリアルな場で話をした後にイツモココデで考えを深めたりといった使い方も、ぜひしていただきたいと考えています。
イツモココデにログインすると、新着の質問が表示されています。回答するには、まずリストから自分が取り組む質問を選ぶことになります。
ほかの人の(正直な)モヤモヤを読んでいると、「私もだ!」と共感したり、「これなら自分も解説できるかな?」と自問自答したり、「そんなことを考えているのか!」と驚いたりと、さまざまに心が動きます。どれに反応するにせよ、その日はしないにせよ、多くの刺激を受けて、あれこれと考えることになります。
これにしよう、と選んだ質問に、自分なりの回答を書くのは、“わかっていたつもりのこと”を見直し、より深く理解することにつながります。
イツモココデに参加する小中学生は、28種類の動植物から、自分の“シンボル”になるものを選びます。日々の取り組みにともなってシンボルは成長し、自分もレベルアップします。
すると、自分のシンボルに関連する、「25の問い」のドアが一つずつ開いていきます。問いの多くは、日本や世界で取り組まれているテーマを紹介し、自分なりに考えてもらうものです。(もっと気楽なものも入っています。)
また、質問や回答をすると一日一回だけ答えられる「今日のクイズ」は、主に28種類の動植物を起点として出題します。“勉強の少し先にあること”に目を向けるきっかけになります。
そして、成長することや、新しく何かを知って考えたりすることが、学ぶ楽しみになっていきます。
インターネットに接続されたデバイス(ノートPC、タブレットPC、スマートフォンなど)があれば、いつでも、どこにいても、ご利用いただけます。
イツモココデは、小中学生の日常に小さい要素を加える、というコンセプトでお届けしています。少しずつ続けるのがおすすめです。
以下は、平日の利用時間帯の例です。
・下校や帰宅の後まもなく
・夕食の前後
・夜に落ち着いてから
・早朝
お子さまのアカウントは、利用申込みを終えた保護者の方に作成していただきます。
保護者用の画面では、お子さまの活動状況(やり取りの科目別の頻度など)をご確認いただけます。シンボルの成長については、同じ情報が表示されます。
イツモココデに参加する小中学生には、最初にガイダンスを読んでもらいます。やり取りの相手を思いやるようお願いするとともに、「11の禁止事項」を共有しています。ガイダンスは、その後も定期的に目を通すように促します。
参加者は、もし困ったことがあったら、運営事務局にいつでも相談できます。運営事務局では、日々の見守りも行っています。
勉強のモヤモヤを起点として、さまざまな参加者とゆるやかに、安心して交流できます。
娘がイツモココデを使い始めて2年になります。今度4年生です。「なんで時はもどらないんですか?」といった、大人でもすぐに答えられないような質問を素直に尋ねている姿に、驚かされています。きっと、学校などでは聞きたくてもなかなか聞けないことも、イツモココデなら安心して素直に投げかけられると感じているのかもしれません。シンボルとともに成長していく子どもの姿を、これからも温かく見守っていきたいと思います。
小6の息子が利用しています。年頃的に、分からないことを周りに聞くのが恥ずかしいようで、匿名で質問や回答ができるイツモココデは、気楽に利用できているように感じます。インターネットでのやりとりは、今の子ども達には必須スキルとなっているので、まずは安全な空間で、慣れていってもらえればと思います。
長男が中学生になってから少しずつイツモココデを利用してきました。長男は文章を書く事が苦手なのでどうしても億劫になりますが、思い出したようにアクセスして投稿をしているようです。親目線でみると、誰かにアウトプットすることはすごくいいなと感じます。答えにくい質問に取り組むのは難易度が高いと思いますが、その分達成感はあると思います。